相互鈑金のよもやま話 ~“美の再生工場”~

相互鈑金のよもやま話 ~“美の再生工場”~

皆さんこんにちは!

相互鈑金、更新担当の中西です。

 

~“美の再生工場”~

 

事故でへこんだ車、傷ついたドア、色あせたボンネット——。
それを新品同様に甦らせるのが「鈑金塗装」の仕事です。

鈑金は“形の修復”、塗装は“美の再現”。
見た目の回復だけでなく、車の寿命や価値を左右する重要な工程です。
ここでは、鈑金塗装の現場がもつ技術・芸術・そして魂を掘り下げます。


🛠️1. 鈑金塗装とは?

鈑金塗装とは、車の損傷部分を修正し、再塗装によって仕上げる工程。
簡単に言えば、「へこみと色の治療」です。

1️⃣ 損傷診断:歪みや骨格のズレをチェック。
2️⃣ 鈑金作業:専用ハンマー・プーラーで鉄板を整形。
3️⃣ パテ整形:微細な凹凸をパテで均し、滑らかに。
4️⃣ 塗装:下地→中塗り→上塗り→クリアの4層構造で再現。
5️⃣ 磨き仕上げ:鏡面仕上げでツヤと深みを出す。

作業自体は機械的ですが、完成度を決めるのは“職人の目と手の感覚”です。


🎨2. 塗装は「光を操る仕事」

同じ色番号でも、太陽光と蛍光灯の下では微妙に色が違って見えます。
塗装職人は、その差を“光の反射”で調整します。

塗料を数グラム単位で調合し、試し塗りを繰り返す。
「色合わせ」は、まさに熟練の技と経験の世界。

塗装ブースの温度・湿度・風の流れまで管理することで、
塗面のムラやダストの付着を防ぎ、**“新車以上の輝き”**を生み出します。


🧲3. 鉄を直す=安全を守る

鈑金は見た目だけではなく、車の強度を取り戻す工程でもあります。
フレーム修正機でミリ単位の歪みを測定し、元の形に戻す。
ここで誤差があれば、ドアの閉まりや走行安定性に影響が出ます。

職人たちは「見た目」ではなく「構造」を直す。
それが、鈑金塗装の真の価値です。


🧴4. 塗料の進化と環境対応

近年は、環境にやさしい水性塗料低VOC塗料の採用が進んでいます。
これにより、作業者の健康負担や大気汚染を抑制しながら、美しい仕上がりを実現。

また、塗装工程をデジタル化し、
塗料メーカーのカラーデータをAIで再現する工場も増えています。
技術の進化とともに、塗装の世界も「アナログ×デジタル」の融合が進んでいます。


💬5. お客様の想いを“形に戻す”

鈑金塗装の現場では、車だけでなく想い出も修復します。
「子どもが生まれた時に買った車」
「親から譲り受けた大切な車」
そんな車を“もう一度美しく”するために、職人は丁寧に手をかけます。

お客様の笑顔や「ありがとう」という言葉が、職人の最高の報酬。
それが、鈑金塗装の仕事を支える原動力です。


🚘6. 保険修理とアフターサポート

近年は保険対応修理が増加しています。
そのため、保険会社との見積・画像提出・部品発注など、
整備工場には「スピード対応+正確な見積」が求められます。

また、修理後の塗装保証・防錆処理・洗車コーティングなど、
アフターケアまで行うことで顧客満足度が高まります。

「直す」だけでなく「信頼を積み重ねる」ことが、地域密着工場の強みです。


🌟7. まとめ

鈑金塗装は、見た目を整えるだけの作業ではありません。
それは、車と人の絆を取り戻す再生の仕事

色・形・輝きのすべてを通じて、車に“第二の人生”を与える。
その手の中にあるのは、技術と誇り、そして人の想いです。

これからも職人たちは、ハンマーとスプレーガンを手に、
今日も静かに、車と向き合い続けます。

 

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